プレゼンが上手くなりたいときに読む本

プレゼン

プレゼンが上手くなる本を紹介します。また本記事の最後にウォル流のプレゼンのポイントをまとめましたので、楽しみにしてください。

0.プレゼンが上手くなりたい!

プレゼンが上手くなりたかった

ウォルは過去に、会社のある小プロジェクトのリーダーを引き受けました。そのプロジェクトをやりたいと思ったわけではないのですが、自分なりの理由がありました。

プレゼンが上手くなりたかったから。

リーダーをやれば、報告を求められます。必然的に部内や役員の前で発表する機会が多くなるのです。
いつもは、リーダなんて責任あるし大変だし、人前で発表なんて嫌だなあと思う場合が多いのですが、このときは、逆にチャンスだと感じました。自分を追い込んでプレゼン上手くなるチャンスだと!

それ以降、プレゼン関係の本を何冊も読みあさりました・・・。
さらにYouTubeでTEDもたくさん見ました・・・。

プレゼンはアメリカ人に学べ

日本人が書いた本は、立ち回りがどうとか、資料の作り方がどうとか、テクニック的なやり方の内容ばかり・・・。まあそれも重要だが・・・。
アメリカ人が書いた本は、どういう心構えでプレゼンに臨むか、人をどうすれば説得できるかなど、心理学的な、心構え的な内容。

あるセミナーに参加したときですが、この講師、プレゼン上手いな~と思って見ていました。講義内容そっちのけで、どうしてこの人、こんなプレゼン上手いんだろうと思って、ふと履歴見たら、アメリカ合衆国で仕事していたようです。なるほど~。納得。

やはり実際、日本人よりアメリカ人の方がプレゼン上手い、と思います。
プレゼンはアメリカ人に学べ!

ウォルはプレゼン上手くなったかな?

結局ウォルは、何度も上司や役員の前で発表を行いました。
そりゃあ、会社役員クラスがずら~っと並んだ前での発表は非常に緊張する。
役員や部長クラスの偉い人から、厳しい質問や意見がバンバン飛んで来るし、全員敵!に見えます(笑)
ウォルの部門長が同席してくださり、答えづらい質問を上手くフォローしてくださいました。
大勢の敵の中、ウォルの発表を応援してくれる、ただ一人の味方でした。
感謝!ありがとうございました。

ある部内発表のとき、日程都合が悪く、自分が発表できなくて、同じプロジェクトメンバーの方に発表してもらいました。
同じ職場のある人から、やっぱり発表はウォルさんじゃないとダメだなと言われました。
そのとき、自分のプレゼンが評価されていた、とわかって、とてもうれしかったです。

同じ資料を使って、同じ内容を発表しても、プレゼンが上手い人と下手な人では、説得力が全然違います。

まとめ

プレゼンの本来の目的って何かわかりますか?
発表すること、内容を理解してもらうこと、じゃないですよ。聞いている人を説得し、自分への協力を引きだす、あるいは自分の思い通りに行動してもらうことです。

紹介する本の1冊目はアメリカ人が書いた本です。2冊目は日本人が書いた本ですがとても素晴らしいので紹介します。

ウォルが数冊読んだ中で絶賛おススメの本です!

1.TED驚異のプレゼン

この本だけは外せない!

TED驚異のプレゼン

1.1.基本データ

タイトル:TED驚異のプレゼン
作者:カーマイン・ガロ
出版社:日経BP
ページ数:381
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4822250331

1.2.評価

ウォルの独断と偏見による勝手な5段階評価
おススメレベル:★★★★★
難易度:★★★☆☆
頁コスパ:★★★★☆
お値段:★★☆☆☆ (二千円弱)
※おススメ:★多い方がおススメ。★4,5は絶対読んで欲しい!
※難易度:★多いほど難しい、理解しがたい
※頁コスパ:役立つページ数 ★20%以下、★★★★★一字一句見落とすな!
※お値段:★★千~2千円

1.3.本のポイント

1.4.感想・思ったこと

1.5.本の目次と概要

第1部 感情に訴える

第1章 内なる達人を解き放つ

発表者の情熱が必要。

自分自身が感動していなければ、人々の心を動かすことはできない。

みなさんにストーリーテリングを教えることはできる。かっこいいパワーポイントの書き方も、声やボディランゲージの効果的な使い方だって教えられる。(中略)しかし、スピーカーがそのテーマに情熱を感じていなければ、そんなものはなんの足しにもならない。

第2章 ストーリーの技術をマスターする

第3章 会話のように話す

第2部 目新しさを出す

第4章 みんなが知らないことを教える

第5章 驚きの瞬間を演出する

第6章 ユーモアで軽快に

第3部 記憶に残す

第7章 18分ルールを守る

第8章 五感を刺激して記憶に残す

第9章 自分らしく語る

2.タイトル

プレゼンはアメリカ人に学べって書きましたが・・・。いや、どうして日本人にも素晴らしい人がいたものです。この本、タイトルで損している気がする。内容は素晴らしい。

プレゼンは「目線」で決まる

TED驚異のプレゼン読んだら、次はこれだな!

2.1.基本データ

タイトル:プレゼンは「目線」で決まる
作者:西脇 資哲
出版社:ダイヤモンド社
ページ数:268
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4478065167

2.2.評価

ウォルの独断と偏見による勝手な5段階評価
おススメレベル:★★★★★
難易度:★★☆☆☆
頁コスパ:★★★★★
お値段:★★☆☆☆
※おススメ:★多い方がおススメ。★4,5は絶対読んで欲しい!
※難易度:★多いほど難しい、理解しがたい
※頁コスパ:役立つページ数 ★20%以下、★★★★★一字一句見落とすな!
※お値段★千円未満、★★千~2千円、★★★2~3千円、★★★★3~5千円、★★★★★5千円以上

2.3.本のポイント

1冊目のTEDは発表者の「情熱」を重視して書かれている。こちら本はまた別なアプローチで、「視線誘導」の大切さを書いている。が、それだけじゃないよ。

2.4.感想・思ったこと

確かに「視線誘導」はわかりやすくするために重要で、デザインで紹介した本「ノンデザイナーズデザインブック」にも書かれている。

2.5.本の目次と概要

Prologue

プレゼンの目的や、視線誘導の大切さを書いている

Chapter1

池上彰の解説はどこが上手いのか?ジョブズのプレゼンを真似てはいけない理由など。
ウォルも「ジョブズのプレゼンを真似てはいけない」と思っています。しかし理由はこの本に書かれている理由とは異なります。それは3冊目の本の紹介でウォルの意見を書いています。

Chapter2

この章は重要。
1スライド1ワード、タイトルには相手が起こす行動を書く、空白の重要性、見て欲しい箇所を確実に見てもらう方法、など非常に重要なことが書かれています。

Chapter3

プレゼンの話し方の順番やストーリーの作り方。←これ3冊目に紹介する本で言っていることに近いです。いきなり本題に入っても、リスナーは聞く準備ができていない。聞く準備を作ってあげないとならない。

Chapter4

この章は細かいテクニックが書かれています。
面白いことが書いてある。最初のあいさつで自分の名前を2度言えと。
また、最後の言葉をどう締めるかは重要。
終了予定時間を予め説明し、いつ終わるのか?と心配させない。リスナーは安心して内容に集中できる。ジェスチャーなど。

Epilogue

「伝えるものへの愛」はありますか。これはまさに1冊目のTED驚異のプレゼンで言っているメインテーマです。

3.スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン

スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

3.1.基本データ

タイトル:スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
作者:カーマイン・ガロ
出版社:日経BP
ページ数:405
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4822248161

3.2.評価

ウォルの独断と偏見による勝手な5段階評価
おススメレベル:★★★★☆
難易度:★★★★☆
頁コスパ:★★★☆☆
お値段:★★☆☆☆(二千円弱)
※おススメ:★多い方がおススメ。★4,5は絶対読んで欲しい!
※難易度:★多いほど難しい、理解しがたい
※頁コスパ:役立つページ数 ★20%以下、★★★★★一字一句見落とすな!
※お値段★千円未満、★★千~2千円、★★★2~3千円、★★★★3~5千円、★★★★★5千円以上

3.3.本のポイント

この本も良い本だな~と思っていたら、読んでいる途中で、1冊目の作者と同じであることに気づきました。こちらの本は心構えというより、ストーリーの作り方を重視している。

3.4.感想・思ったこと

ジョブズはプレゼンが非常に上手いが、アメリカ人である。日本人のプレゼンにはマッチしないところがあると感じる。
平気でライバルを蹴落とすようなことを言ったりもする。従って、こういう日本人にはあまりマッチしないなと思うところは差し引いて考える必要がありそうだ。

3.5.本の目次と概要

第一幕 ストーリーを作る

シーン1 構想はアナログでまとめる

シーン2 一番大事な問いに答える

シーン3 救世主的な目的意識を持つ

シーン4 ツイッターのようなヘッドラインを作る

シーン5 ロードマップを描く

シーン6 適役を導入する

シーン7 正義の味方を登場させる

第二幕 体験を提供する

シーン8 禅の心で伝える

シーン9 数字をドレスアップする

シーン10 「びっくりするほどキレがいい」言葉を使う

シーン11 ステージを共有する

シーン12 小道具を上手に使う

シーン13 「うっそー!」な瞬間を演出する

第三幕 仕上げと練習を行う

シーン14 存在感の出し方を身につける

シーン15 簡単そうに見せる

シーン16 目的に合った服装をする

シーン17 台本を捨てる

シーン18 楽しむ

アンコール 最後にもうひとつ

※ジョブズがよくやる台詞「もうひとつだけ」「それと、もうひとつ」

4.プレゼン発表の極意(ウォル流)

ウォルは講演家ではありませんが、本を読んで、TEDを見て、実際に何度も発表して・・・理解した極意を教えます!

1.情熱

このことをみんなに伝えたいんだ!どうだすごいだろう!やはり、まずこの心が最も重要。
発表者はなるべくリーダーが務めるのが良い。なぜならリーダーがその内容に最も詳しく、しかもメンバーの中でモチベーションが最も高い人だからだ。最も自信をもって発表できる人である!

2.自信を持て

おどおどしている感じは、リスナーにも必ず伝わる。あ、この人自信ないんだなとバレる。
自信が無かったら、自信があるフリをしろ。フリでいい!
自分に「俺は自信がある」と言い聞かせ、自分を洗脳しろ。
フリが・・・やがて、本物になります。

3.スライドを見ないで発表(スライドは全て覚える)

画面やスクリーンを一切、見ないで発表できるようになれ。
常時リスナーの方を見て話せ。パワーポイントに書いた内容は全て覚えろ。
ページをめくり、一瞬ちらっと見たら、あとは頭の中にそのページを映し出せ。
頭の中のイメージを見ながら話せ。画面を極力見るな。
パソコンの画面を見て話したり、スクリーンの方を見て話すのは、自分の発表に自信が無い人である。

4.プレゼンの主役は発表者

プレゼンの主役は、発表者の話であって、パワーポイントのスライドではない。
ここを勘違いするな!
スライドは発表者の話を理解しやすくするために用意した「オマケ」でしかない。

5.立って動き回る

まず当たり前だが、発表するときは立て。座ったまま発表するな!(足の不自由な人は除く)
そして、場所に立ち続けるな。可能な限り発表中は動き回れ。ジェスチャーしろ。

ずっと同じところに立っている発表者を見ているのは退屈である。さらに坦々としゃべる話をずっと聞いていると次第に眠くなる。
動き回る発表者は、インパクトがあるし、見ていて退屈しない。
動いた位置によっては、スクリーンの前に立ってもいい。スクリーンがたまに見えなくなってもいい。
スクリーンなんかじーっと見るな!俺の話を聞け!

もう一度言おう。スライドはオマケ。主役は発表者の話である。

発表に熱が入れば、自然とジェスチャーも出てくる。

6.場所は口で説明する

今、画面のどこを説明しているかをきちんと示せ。
これは、『プレゼンは「目線」で決まる』に書かれている。
今どこを説明していのかわからないと、リスナーはイライラする。
たとえ内容が良くても、リスナーが理解できないので、良いプレゼンだとは評価されない。

レーザポインターを振り回して「ここがぁ~」と言うな。

「ここ」ではなく、「画面の右下を見てください」と見て欲しい場所を、
口できちんと説明するんだ。
リスナーがそこを見たら、それから説明しろ。

発表者の動きやジェスチャーを重視するなら、スクリーンに移動し、指さしてココがと言っても良い。
ただし、背中を向けないように注意しろ。

7.言いたいことは1画面1つ

1画面に言いたいことは1つだけにしろ。詰め込んでも2つまで。
1画面に、びっしり説明や図を細かく詰め込んでも、リスナーも発表者も、わかりづらいだけである。

1画面に1ネタだけ書くと余白が空くんだよ。空きスペースがあると手抜き資料に見えるから余白を埋めたいんだ・・・

絶対違う!大体それは余白ではない!空白である。
余白は余った空白、無駄な空間である。空白は無駄ではない。意味のある空間である。

ワカラナイ人は紙面のデザインを勉強しろ。

8.メモ欄に細かく書くな

パワーポイントのメモ欄に、しゃべる内容を、一字一句書くな。
どうせ当日、一字一句同じにしゃべることなんてできない。

このページでは、これを言いたい。
このページは、これだけを言っておきたい。
と、そのページで言いたいことをひとつだけを決めておけ。

ページをめくったら、その画面を一瞬見て、
このページで言いたかったことを1つ、思い出し、それをしゃべるんだ。

7項の、1画面に1つだけを守っていれば、発表しやすくなる。

5.最強のプレゼンター

ジョブズ伝説のスピーチ

江頭2:50伝説のスピーチ

TED 植松 努

ウォルと同じ北海道出身。ウォルが尊敬する一人。

TED ウィルス・ティーブン

これ面白いよ~。話す内容が全くないのに、いかにもすごいことを言っているようにプレゼンする人!

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